宮城県の郷土料理 凍みっぱなし丼
「凍みっぱなし」とは豆腐を凍結・熟成させた古くから伝わる保存食です。これを甘辛く煮た後、衣をつけて揚げ、たまごでとじたカツ丼風の一品が「凍みっぱなし丼」。ジューシーな口当たりが特徴です。
材料 (2人分)
- 高野豆腐 2枚
- あたたかいごはん 茶碗2杯分
- たまねぎ(薄切り) 1/4個
- たまご 2個
- パン粉
- 揚げ油
- 紅しょうが
- 白髪ねぎ
- 大葉(千切り) 各適量
- <A>
- だし汁 400ml
- きび糖 大さじ2
- 本みりん 大さじ2
- 濃口しょうゆ 大さじ1
- 塩 小さじ1/3
- <バッター液>
- 薄力粉 大さじ2
- 水 大さじ2強
作り方
- 1 高野豆腐は水で戻さず、そのまま煮ます。鍋に<A>を入れて火をつけ、沸騰したら高野豆腐を入れ、弱目の中火で10分ほど煮て冷まします。
- 2 ①を煮汁と高野豆腐に分けます。高野豆腐はバッター液にくぐらせ、パン粉をつけ、170℃の揚げ油で揚げたら食べやすい大きさに切ります。
- 3 フライパンに煮汁とたまねぎを入れ中火にかけ、1~2分たまねぎがやわらかくなるまで煮たら、②の高野豆腐を入れて溶きたまごでとじます。
- 4 あたたかいごはんを盛った丼に③をのせ、紅しょうがを添え、白髪ねぎ、大葉をのせます。
Point
高野豆腐は水で戻さず、そのまま使いましょう。以前は水で戻すのがセオリーでしたが、水分を含むと味の染みが悪くなるため、そのまま煮汁に入れて煮ると芯まで味が良く入ります。