ひとくち食べれば体にやさしく染みわたるお粥。シンプルだからこそ奥が深い、お粥の正しい炊き方と保存方法を知って、よりおいしくいただきましょう。料理のプロが教える「お粥の炊き方の基本」をご紹介します。
炊き粥は、生米と水で作ります。入れ粥に比べ、生米から炊く炊き粥の方が、お米の風味が生きた味わいに仕上がる特徴があります。生米と水の割合で「全粥」「七分粥」「五分粥」「三分粥」などに分かれます。
「入れ粥」とは、炊いたごはんに水を入れて炊くだけの手軽で簡単な炊き方です。「ごはん1:水2」の割合で鍋に入れて中火で熱し、沸騰後、弱火にして炊き上げます。
※今回の基本レシピでは、時短でより手軽に作れる「入れ粥」を取り上げています。
日本のお粥は、米とたっぷりの水でシンプルに炊き、とろみのあるもったりとした食感が特徴です。具は入れず、梅干しや香の物などと一緒にいただくのが一般的です。
サラッと仕上げることが多いです。お米が壊れるまで長時間炊くと、お米が割れて〝お米の花が咲く〟と言われることから「花咲粥」とも呼ばれます。
火をつける前に、水と温かいごはんを鍋に入れましょう。沸騰してから入れるよりも水から炊いた方が、お米にゆっくり火が入り、おいしく仕上がります。
材料(1〜2人分)
炊いたごはん
100g
水
200〜300ml
塩
2つまみ
作り方
- 鍋にごはんと水を入れて、木べらでなじむよう混ぜます。
- フタをして強火にかけます。
- 沸騰したらフタを開けて弱火にし、10〜15分煮ます。ときどき木べらで底から返すように混ぜます。
- 火を止め、塩を加えてへらでやさしく混ぜ合わせます。
※鍋に決まりはありませんが、土鍋にするときは焦げないように気をつけながら混ぜましょう。
※<参考>4人家族分のお粥を作る場合
※<参考>4人家族分のお粥を作る場合
- 材料:米1合(360g〜400g)につき、水3カップ(600ml)
- 調理時間:15分〜20分
冷凍ごはんでお粥を作るコツは、普通のごはんと同じように、冷凍のまま鍋に入れて「水から炊く」のがコツです。その理由は、沸騰したお湯に冷凍のごはんを入れると、中が溶けないうちに外側だけドロドロに煮えてしまうから。水からじっくり炊くことで、解凍しながらバランスよく火を入れることができ、おいしいお粥に仕上がります。
鍋に入れる前にごはんをまな板の上で細かく刻むのがポイント。その方がごはんの吸水時間が早くなり、より時短で仕上がります。
材料(1〜2人分)
炊いたごはん
100g
水
200〜300ml
鶏がらスープの素
小さじ1/2
塩
少々
かいわれ
少々
ラー油
少々
作り方
- ごはんをさっと水で洗って水気をきったら包丁で刻みます。
- 鍋に①と水と鶏がらスープの素を入れて、木べらでなじむよう混ぜます。
- フタをして強火にかけます。
- 沸騰したらフタを開けて弱火にし、10〜15分煮ます。ときどき木べらで底から返すように混ぜます。
- 火を止め、塩を加えてへらでやさしく混ぜ合わせたら器に盛り、お好みでかいわれとラー油をのせます。
シンプルな味付けのお粥は、いろいろな食材と相性が良く、一緒に食べることでよりおいしくいただけます。お粥のおともにぴったりなトッピングをご紹介します。
梅干し
しらす
海苔の佃煮
塩昆布
ごま油
明太子
秋田あきたこまち
5kg
名水自慢の産地、秋田県美郷町からお届け。粘りと弾力性に富み、もち肌のような繊細で美しい光沢とやわらかな甘さが特徴のお米です。普通のごはんとしてはもちろん、お粥を炊いてもおいしくいただけます。
味の素
丸鶏がらスープ
110g
鶏肉とがらを丸ごとじっくり煮出した、本格的な鶏がらスープの素です。あっさりとしているのにコクがある深い味わいが特徴。スープはもちろん、鶏だしの鍋や炒めものなどあらゆる料理をおいしく仕上げます。
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