ちょっとした工夫でしっとりやわらかく、おいしく仕上がる鶏むね肉は、いまや家計にやさしく、レパートリー豊かな万能食材。知らないとモッタイナイ、鶏むね肉のトリセツをご紹介します♪
脂肪が比較的少なく、エネルギー源や筋肉の材料となるたんぱく質が豊富な鶏むね肉。
そのほかにもビタミンB群やビタミンKなど、さまざまな栄養素を含み、健康的な食生活やダイエットにぴったりな食材といえるでしょう。
むずかしいテクニックも道具も必要なし!
簡単に鶏むね肉がしっとりやわらかく仕上がる5つのコツを伝授します。
鶏むね肉は、調味料に漬け込むことで、驚くほどやわらかくジューシーな食感に。左の写真は、保存袋に塩・砂糖・ニンニク・白ワイン・ローズマリーで漬け込んだものですが※、鶏むね肉がみずみずしく仕上がる秘密は、砂糖やアルコールの「保水効果」にあります。みりんや甘酒、麹などを使ってもOK。調理前の10分〜30分ほど漬け込むことで、仕上がりはしっとり、味もしっかり入ります。
※鶏むね肉のレモンハーブステーキのレシピ参照
鶏むね肉は、調味料に漬け込むことで、驚くほどやわらかくジューシーな食感に。上の写真は、保存袋に塩・砂糖・ニンニク・白ワイン・ローズマリーで漬け込んだものですが※、鶏むね肉がみずみずしく仕上がる秘密は、砂糖やアルコールの「保水効果」にあります。みりんや甘酒、麹などを使ってもOK。調理前の10分〜30分ほど漬け込むことで、仕上がりはしっとり、味もしっかり入ります。
※鶏むね肉のレモンハーブステーキのレシピ参照
鶏むね肉の皮目を下にして左右から観音開きに開いたら、ラップやクッキングペーパーで挟み、めん棒でたたいて均一にのばします。たたいて薄くなったぶん火が早く通ること、肉の繊維をこわすことで、しっとりやわらかく仕上がります。
料理全般において、食材にやわらかさを求める場合は「繊維を断つ」ように切り、歯ごたえを残したい場合は「繊維に沿って」切るのが基本です。鶏むね肉も、繊維を断つように切るとやわらかく仕上がります。
鶏むね肉は「そぎ切り」がベスト!
STEP.1
3つのブロックに
切り分けます。
STEP.2
繊維を断つように切るのが
ポイントです。
STEP.3
包丁の刃を寝かせて斜めに
左端からそぐように切ります。
片栗粉などの「粉」をまぶすことで、鶏むね肉の水分が抜けるのを防ぎ、やわらかくジューシーに仕上がります。米粉や小麦粉などでコーティングしてもOK。ちなみに表面をパリッと焼き上げたいときは片栗粉がおすすめです。
鶏むね肉は、加熱する時間が長いほどかたくなる性質があるため、予熱調理もおすすめ。加熱調理対応の食品用保存袋などに鶏むね肉を入れて沸騰したら3〜5分ほど弱火で加熱。火を止めて鍋にフタをして約1時間置き、余熱でじっくりと火を通します。鍋底に直接入れると袋が破けるリスクがあるため、お皿に載せた状態で鍋に入れると良いでしょう。