カレーといえばインド料理のイメージですが、実はインドには「カレー」という料理は存在しません。そもそもスパイスやハーブを使った濃厚なルーに野菜やお肉を入れて煮込むインドの郷土料理がカレーと呼ばれるようになったのは、欧米に伝わってからのことだそう。その後、インドカレーやタイカレー、日本のカレーライスなど、その国の食文化を反映しながら世界中に広まっていきました。
知れば知るほど、奥の深いカレーの世界。その歴史や由来について、あなたは知っていますか? ここではカレーの歴史やおいしさの秘密、おもしろ雑学まで、知ればきっと誰かに話したくなるカレートリビアをご紹介します。
カレーの「発見」は、ヨーロッパ各国が競うように世界中を探検していた16世紀の大航海時代の頃のこと。1600年にイギリスが英国東インド会社を設立したことに端を発し、当時植民地であったインドからイギリス本国へ高級インド料理としてカレーが伝えられました。
複数のスパイスをブレンドすることで、簡単にインドのカレーの味を再現するために考案されたカレー粉。19世紀半ば、インドに赴任したイギリス人が現地のカレーのおいしさに魅了され、自分たちが使いやすい形でブレンドしたカレー粉を開発したのがはじまりと言われています。
カレーが日本に登場したのは、明治時代のこと。文明開化によって欧米からの文化や食べ物が次々と取り入れられるなかでカレーも日本に伝わりました。しかし、当時は主に上流階級や外国人居留民の間で食べられていて、一般庶民にはまだ広まっていなかったようです。
「Boys, be ambitious!」で知られるクラーク博士は、日本にカレーを広めた立役者の一人。日本人向けにカレーをアレンジし、開校した札幌農学校(現在の北海道大学)の寮で1日おきにライスカレーを出したり、東京・神田に日本初の本格的なカレーを提供するレストランを開業したりするなど、カレーの普及に大きな役割を果たしました。
※由来やいわれには諸説あります。
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