シチューの旨みを引き出すカギは、下ごしらえにあり!野菜ひとつとっても、切り方で食感や口あたりが変わり、おいしさに影響することも。そこで、それぞれの食材の切り方から調理のポイントまで、下ごしらえの基本をご紹介します。
縦半分に切り、中央から放射線状に等分に切っていきます。シチューなどの煮込み料理には、たまねぎの旨みがしっかり味わえる大きめのくし切りがおすすめ。また、くし切りにすることで煮崩れを防ぐこともできます。
食材を回転させながら包丁を斜めに入れて4〜6等分に。乱切りにすることで表面積が大きくなるため、火が通りやすく、また、切り口の面から煮汁がよく染み込んで味の含みも良くなります。
こちらも味の染み込みやすい乱切りにするのが正解。にんじんは食感がしっかりしているので、じゃがいもに比べて小さめのひと口大にすると口あたりが良く、おいしく仕上がります。
基本は丸ごとでOKですが、大きいものは半分にカットし、石突がついているようなら取り除きます。きのこ類は、水洗いすると旨みまで流れてしまうので洗わずに使いましょう。気になる場合は、キッチンペーパーなどで軽く払います。
太い茎と細い茎の境目に包丁を入れ、小房に分けます。大きいものは軸の方に切れ目を入れて割くように分け、なるべく大きさを揃えましょう。
余分な脂身を取り除いてから、ひと口大にカットします
意外と切りづらい鶏肉も、キッチンばさみを使えばラクラク! さらにトングで鶏肉を挟んで切っていけば手も汚れません。カット後は、包丁と同じように洗えばOK。
包丁でカットする場合は、皮目を下にして切ると滑らないので切りやすくなります。
下味をつけておきます
鶏肉をバットなどにのせて、塩・白こしょうを少々振り、白ワインをかけて10分ほどおいておきましょう。白ワインがお肉を柔らかく、風味もアップしてくれます。
※料理酒でも代用できます。
かたまり肉の場合
包丁の背を使ってお肉をたたき、ひと口大に切ります。たたいて繊維を切ることでお肉が柔らかくなります。
下味をつけておきます
牛肉をバットなどにのせ、塩・黒こしょうを少々振り、赤ワイン・ローリエ・包丁の背で潰したにんにくを入れ漬け込みます。赤ワインがお肉を柔らかく、風味もアップ。時間がないときは10分ほどの漬け込みでOKですが、漬けておくことで日持ちがします。
煮込むときにローリエとタイムを入れることで、ハーブの風味がプラスされ、よりおいしく仕上がります。特にローリエには肉や魚などの臭みを消す効果があるため、煮込み料理によく使われます。
仕上げに「生クリーム」または「クリームチーズ」を入れるとコクと旨みがグッと増してワンランク上の味に。サワークリームの代用で水切りしたヨーグルトを加えても十分。お値段も手頃なのでおすすめです。
シチューのおいしさは、なんといってもトロッと柔らかく素材全体の風味が調和した独特の深い旨みにあります。ごちそう感のある見た目とは裏腹に、下ごしらえした材料を鍋に入れて火にかけたら、あとはほぼ煮込むだけで完成と誰でも手軽に作れる料理であることも大きな魅力。
また、大人から子どもまで野菜の栄養をたっぷり摂れるメニューであることも見逃せません。さらに余ったシチューも大活躍! 再加熱してもおいしいだけでなく、アイデア次第でさまざまな料理にアレンジしやすいため、ムダなく食べきることができます。食べるひとの心をほっこり満たし、料理の幅も広げてくれるシチューは、おいしい・手軽・栄養満点が揃った、まさに魔法のごちそうメニューともいえるかもしれません。
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