知れば差がつく! 基本とコツ しみしみ煮物の3つの基本 下ごしらえ、煮方、冷ます時間は?

知っておきたい、おいしい煮物の黄金ルール

レシピ通りに作っているのに、どうも味が決まらない——。おいしい煮物には、味をしっかりしみ込ませるためのコツがあります。下ごしらえから火加減、仕上げ方まで、知っておきたい煮物の基本をまとめました。

鶏手羽元と大根の煮物

よくある煮物のお悩みあるある

シンプルな料理だからこそ、意外とむずかしい煮物。
いつものように作っているのに、なぜか思いどおりに仕上がらないことも。

味が中までしみ込まない。煮崩れて、きれいに仕上がらない。味が濃すぎる、薄すぎる。煮汁が多く残ってしまう。いつも同じような味になってしまう など

煮物のお悩み解決! しみしみ煮物を作る基本のコツ

おいしく仕上げるために押さえておきたい3つの基本をまとめました。

煮物の基本① 下ごしらえでおいしさの土台をつくる

面取り・隠し包丁で「味の通り道」をつくる

大根の角を包丁で薄く削る手元のイラスト

面取り

「面取り」とは、大根やにんじんなどの角を包丁やピーラーで薄く削り、丸みをもたせる下ごしらえのこと。煮ている間に食材同士がぶつかって角が崩れるのを防ぐため、煮崩れしにくく、見た目もきれいに仕上がります。

切り込みを入れた輪切りの大根のイラスト

隠し包丁

大根やこんにゃくなど、味がしみ込みにくい食材に浅く切り込みを入れるのが「隠し包丁」。火が通りやすくなるうえ、煮汁が中まで入りやすくなり、短時間でも味がなじみやすくなります。

煮物の鍋に浮いたアクをあみじゃくしですくうイラスト

アク抜き・アク取り

「アク抜き」と「アク取り」は、どちらも雑味やえぐみを除き、すっきりとした味わいに仕上げるひと手間。根菜は水(または米のとぎ汁)から下ゆでしてアクを抜きます。煮ている途中は浮いたアクをこまめに取り除きましょう。アク抜きには、味をしみ込みやすくするメリットも。

煮物の基本② 煮方で差がつく!

じっくりコトコト「火加減をコントロール」

具材を入れた鍋を火にかけているイラスト

火加減

煮物は、材料が少し頭を出すくらいの「ひたひた」の煮汁で、コトコト煮るのが基本。煮立ったら中火〜弱火を保ちましょう。強火でグラグラ煮ると素材同士がぶつかって煮崩れしやすく、煮汁も煮詰まりすぎるので注意。

鍋の中に落としぶたをのせたイラスト

落としぶた

少ない煮汁でも全体に効率よく熱と味を行き渡らせるために、必ず落としぶたをしましょう。煮汁が効率よく巡って味が均一になじみやすく、煮崩れを防ぐ効果もあります。

煮物の基本③ 冷ます時間が煮物をおいしく!

火を止めて「味をなじませ、定着させる」

火を止めてふたをした鍋のイラスト

鍋止め

煮物は、火を止めてから冷ます時間も大切。冷めるにつれて煮汁の味が素材になじみ、より味わい深くなります。煮上がったらしばらく鍋のまま置く「鍋止め」で、味をじっくり含ませましょう。

煮汁がからんだ魚の煮付けのイラスト

煮汁を煮詰める

魚の煮物などは、具材に火が通ったら先に取り出し、煮汁だけを煮詰めます。ほどよくとろみがつくまで煮詰めることで味が凝縮し、照りとコクもアップ。仕上げに具材へ回しかければ、味がよく絡み、つややかに仕上がります。

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