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医師が自分でやっているプロの風邪予防法

風邪のウイルスを体内に入れず免疫力をつけて強い体をつくる

この時期から増える風邪。防ぐ方法は大きく分けて2つあります。
1つは、うがいや手洗いなど、風邪のウイルスを体内に入れない方法。
もうひとつは、体を温かくしたり食べ物に注意して免疫力をつけ、ウイルスに負けない体にすること。
そこで今回は、お医者さんが自分で行っている風邪の予防法をうかがいました。

教えてくれたのは
芝大門いまづクリニック院長 今津 嘉宏 先生

慶應義塾大学病院等を経て、2011年の震災を機に、患者と密接に関わる医療を目指してクリニックを開業。漢方や栄養学も取り入れ総合的な治療を行う。

お医者さんの風邪予防法01

服装は温め効果の高い4カ所をカバーする

免疫力は、体が冷えると低下するので、風邪予防には体を温かく保つことが大事。
温め効果が高いのは体幹部で、特に以下の4つをカバーしましょう。

体を温かく保つ服装例、首の後ろ、鎖骨、おへそ周り、背中を冷やさない格好

お医者さんの風邪予防法02

ぶくぶくガラガラ+1で最強のうがいになる

うがいはのどについたウイルスを排出するだけでなく、のどをうるおし、免疫力の強化にも◎。風邪予防に働くので習慣にしましょう。
うがいには、口内でぶくぶくする「口蓋(こうがい)型うがい」と、のどでガラガラする「咽頭(いんとう)型うがい」があります。
効果が違うので両方を行い、さらに1ステップ加えるのが今津流の“最強うがい”です。

今津流の最強うがいのやり方

3つめのステップで、のどの両端についているウイルスを洗い流します。
なお、殺菌効果のあるうがい薬は、口内を守る“善玉の常在菌”も殺してしまうので、おすすめできません。今津先生がおすすめするのは、緑茶でのうがい。研究で効果があることがわかっています。

お医者さんの風邪予防法03

おやつに選ぶならチョコレートがよい

この時期のおやつには、チョコレートがおすすめ。原料であるカカオの「カカオポリフェノール」には抗酸化作用があり、免疫が働きやすい環境をつくります。カカオの含有量が多いチョコレートの方が、より効果を期待できます。
ただし、たくさん食べるほど免疫力が上がるわけではありません。糖分の摂りすぎや、肥満は免疫力を低下させるので注意して。

チョコレート

お医者さんの風邪予防法04

加湿器を置く位置は腰より高い場所を選ぶ

風邪のウイルスは、空気が乾燥していると空中に長くとどまり、口や鼻から侵入しやすくなります。また、のどや鼻の粘膜が乾くと免疫低下の原因にも。
部屋の湿度は、加湿器などを使って、最低でも40%、できれば50~60%に保つのが理想です。
また加湿器を床など低いところに置くと、足元だけ湿度が高く、のどや鼻は乾燥したままということにも。加湿器は、腰より上の位置に置きましょう。

部屋の中に加湿器がある写真
プロの風邪予防法を取り入れて風邪知らずの毎日を

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