電子レンジの使い方

もっとおいしく楽になるレンジ活用術

電子レンジには大きくフラット式とターンテーブル式の2種類があり、タイプによってお皿の置き方や食材の並べ方が違います。まずはそこからチェック!

電子レンジのタイプと食材の置き方

フラット式

フラット式
庫内にお皿がなく、内部が平らなフラット式は、電子レンジの底に直接温めたいものを置いて使用します。底がフラットなので庫内を広々と使えるのが大きな特徴です。マイクロ波が庫内で乱反射して拡散されることで食材が温まります。 フラット式は真ん中に!

ターンテーブル式

ターンテーブル式
庫内にお皿が付いているターンテーブル式は、お皿の上に温めたいものを置いて使用します。ターンテーブル式はマイクロ波の出る場所が1カ所しかなく、庫内のターンテーブルが回ることで食材全体にマイクロ波が届いて加熱されます。 ターンテーブル式は外側に!

ラップする?しない?

電子レンジで温めるときにかけるラップ。食材によってはラップをかけない方が良い場合もあることをご存じですか? そこでレンチンにおける「ラップの効果」と「ラップあり・なしの使い分け」について解説します。

電子レンジでラップをする意味

電子レンジでラップをする意味 ふんわりかけるが鉄則!
  • 温め効率がUPする! 電子レンジで温めるときにラップをすると、食材の持つ水分の水蒸気をお皿に閉じ込めて、熱が逃げるのを少なくすることができます。言うなれば、鍋に蓋をする効果と同じ。温度が上がりやすくなり、温め効率がアップします。
  • 匂いを閉じ込める! ラップによって匂いを閉じ込めることで、庫内に食べ物の匂いが残らないようにするのはもちろん、カレーやハーブなど香りも楽しみたい料理を温める際に、香りを逃さずおいしさをキープすることができます。
  • しっとり感をキープ! ラップには「水分を逃さない」、「食品を蒸らす」効果も。しゅうまいなどの蒸し物、煮魚やタレがかかった食品、冷凍ご飯など、水分を逃さずしっとり温めたい食品はラップをして加熱すると良いでしょう。
ふんわりかけるが鉄則!
こんなときはラップをかけない方がGOOD!
唐揚げのように水分を逃してパリッとさせたい食品や、十分に水分のある食品などはラップをしないで加熱しましょう。また、アヒージョなど油分の多い料理や片栗粉を使ったあんかけのように粘度の高い料理も、ラップをかけると破裂する危険があるため避けましょう。
<例>
・揚げ物(唐揚げや天ぷらなど)
・焼き魚
・焼きそば
・アヒージョなど
こんなときはラップをかけない方がGOOD!

電子レンジ調理で「使える」「使えない」ものとは

電子レンジは電磁波で食材を温めるため、レンジに適した容器とそうでない容器があります。うっかり間違えると焦がしてしまったり、電磁波を反射して火花が散り、最悪レンジが壊れてしまったりすることも。改めてチェックしてみてください。

  • 電子レンジ調理で「使えるもの」

    ・耐熱ガラス
    ・陶器
    ・耐熱性のあるプラスチックやシリコン容器
    ・ラップ など

    電子レンジ調理で「使えるもの」
  • 電子レンジ調理で「使えないもの」

    ・アルミホイル
    ・金属の飾りがついた皿
    ・土鍋や素焼きの皿
    ・耐熱性のないプラスチック容器 など

    電子レンジ調理で「使えないもの」

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