韓国人の食卓に欠かすことのできない伝統料理・キムチ。おいしさはもちろん、健康食品としても知られるキムチをご家庭で手軽に作ってみませんか? 「自家製なんて無理!」という方にほどチャレンジしていただきたい、プロ直伝の簡単レシピをご紹介します。
白菜、大根、きゅうりなどをヤンニョム(薬味ダレ)に漬けて作る韓国を代表する発酵食品です。キムチの歴史は紀元前までさかのぼり、もともとは農耕文化を基礎とする韓半島で寒さの厳しい冬場に不足する野菜を保存する手段として作られたのがはじまりとされています。キムチといえば白菜キムチやカクテキなどが有名ですが、地域や季節などによってキムチの種類は実に100を超えるとか。韓国の家庭では、朝・昼・晩と一日3回必ずキムチが食卓に並びます。
食品用保存袋で手軽に作れる白菜キムチです。お好みで一味唐辛子を入れると辛さがアップ。3〜4振りくらいでかなり辛さが増すので、入れすぎないように気をつけてください。
材料(作りやすい量)
- 白菜
- 1/4株(600g)
- 塩
- 大さじ1
- 昆布(食べやすい大きさに切る)
- 5g
- 万能ねぎ(5センチ長さに切る)
- 6~7本
- <キムチの素>
- コチジャン
- 大さじ2
- ナンプラー
- 大さじ2
- しょうが(おろし)
- 小さじ2
- にんにく(おろし)
- 小さじ1
作り方
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短時間で漬かるように、白菜を縦半分に切ります。
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食品用保存袋に白菜を入れて塩を振り、よく揉み込みます。
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昆布、万能ねぎを入れます。
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なるべく空気を抜いて真空状態に近い形になるように袋を閉じ、30分置きます。
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調味料をよく混ぜ、<キムチの素>を作ります。
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白菜から出た水分を絞って袋に戻し、<キムチの素>を加えて全体に揉み込み、冷蔵庫で2時間以上寝かせます。
材料(作りやすい量)
- 大根
- 400g(皮むき380gくらい)
- 塩
- 小さじ2
- <キムチの素>
- 全量
- ※「自家製キムチ」のレシピを参照ください。
作り方
- 大根を2センチ角に切ります。
- 塩を振って揉み込み、30分置きます。
- 水気を絞って<キムチの素>を加え、冷蔵庫で2時間以上置きます。
材料(作りやすい量)
- きゅうり
- 3本
- にんじん
- 中1/2本
- 塩
- 小さじ1/2
- <キムチの素>
- 半量(にんじんだけに加えます)
- ※「自家製キムチ」のレシピを参照ください。
作り方
- きゅうりはヘタを取り、4~5センチ長さに切り、縦に2/3くらいの深さに切り込みを入れます。食品用保存袋に入れて塩の2/3の量だけをまぶし、揉み込んで30分置きます。
- にんじんは千切りにし、残りの塩を揉み込んで30分置きます。
- きゅうり、にんじんとも水気を絞り、にんじんの方のみ<キムチの素>を混ぜます。そのにんじんをきゅうりに挟み、保存容器に入れます。さらに、にんじんを漬けたキムチの素の汁気も保存容器に入れ、冷蔵庫で2時間以上置いてからいただきます。
コチジャン
唐辛子の辛さの中に麹の甘みを併せ持ち、日本人向けにマイルドな味わいに作り上げたコチジャンです。焼き肉はもちろん、鍋物や炒め物など幅広くお使いいただけます。
日高昆布
上質の昆布の取れる『上浜産』に産地を限定し、一等検の等級にこだわった昆布です。だし昆布としてはもちろん、肉厚なのでふっくらやわらかく煮上がります。