料理に後片付けはつきものですが、できれば洗い物は一皿でも減らしたいもの。タイパ飯では、レシピ工程はもちろん、調理後にかかる時間や手間のタイパを効率化するのもポイント。たとえば、食材の下茹でから炒めるまでの工程をフライパンひとつで済ませてしまうなど、使う調理器具は必要最低限にしぼる工夫をしましょう。
実は、いなげやをはじめ、スーパーにはタイパの強い味方がいっぱい。下処理が不要なカット野菜や、常備しやすい冷凍野菜、缶詰、味付けが簡単に決まるスパイス調味料などは、どんどん活用しましょう。冷凍野菜や缶詰は、食材が新鮮なうちに加工されているため、おいしく栄養価が高いのはもちろん、手軽に栄養バランスの良い食事が作れます。
常識を疑えーーーというと大げさですが、あたりまえと思っていた料理のセオリーをちょっと変えるだけで、驚くほど時間や手間が省けるのもタイパ飯の極意。野菜の皮をむくのをやめる、肉の下ごしらえもまな板にのせる工程をカットしてトレーの上で済ませてしまうなど、手間抜きポイントが実はいろいろ隠れているかも!?
タイパ飯は、工程を省くことだけが目的ではありません。大切なのは、手間抜きとおいしさが両立していること。また、ときに大胆な発想が思いもよらないタイパ効果をもたらすことも。餃子を包まないオープンピザ風に作ってみたり、食材を切らずにドーンとまるごと使ってみたり、遊び心を取り入れることもポイントです。